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2013.11.06[by.やすふみ]

時間外朝礼

あんまり言及しちゃいけないところかもしれませんが、あえて考えて、そして書いてみました。


先日、ちょっとした研修でこんな話題があがりました。

上司に「明日から朝礼をやるから20分早く会社に来てくれ」と言われたら
 ※ただし、早出の手当ては無し。

これに対し、以下のような会話をし、その場は終わりました。

 講師  :部下にちゃんと説明をし、理解をしてもらわなければならない。
 受講生A:コンプライアンスに反する。遵守した上で、その中で調整すべきでは。
 講師  :それはそれで重要。だがこの事例では説明して理解してもらう方が重要である。

上記を見て受講生Aが正しいと思う人と、講師が正しいと思う人とで分かれるのではないでしょうか。
これは自分が置かれた立場(経営者、リーダー、担当)によっても異なるし、その会社の規模によっても異なると思います。

法令遵守


受講生Aが正しい、それはコンプライアンス(法令遵守)の観点であり、それ以上でもそれ以下でもない。
そう言ってしまえばそうです。
労働基準法や、そのために結んだ36協定などから考えると、労働させるのであればそれに見合った賃金を支払うのが当然。
そのため、きちんと手当てを出すか、出さないならそんな命令をしてはならない。

私もどちらかというとこっちの考えです。
朝礼が必要だと言うのなら定められた勤務時間内にやるべきでしょう。
シフト勤務にするとか、まずはルールに則るべき、と。

これは比較的大きい会社に所属している人や、あるいは比較的社会人歴の短い人の発想かと思います。
もちろん、これが良いとか悪いとかではありません。

現実問題


 中小企業でこんなこと言っていたら仕事にならんよ

実際そういう風に言う人もいました。
それを言ってしまったら身もふたもないですね。

でも確かに現実問題としてそれはあります。
例えば接客業で、始業時間ギリギリに出勤したのでは、実質的には間に合ったとは言わないでしょう。
業種によって始業時間の考え方が違うんだ、というのもあるのかもしれませんが、社会人のマナーとして、始業時間には業務にすぐに取り掛かれるようにしたいところですね。

「でも労働基準法が」と言われたら難しいところかもしれませんが、そうしたら「トイレに行く時間は」「タバコを吸う時間は」「飲み物を飲む時間は」と、労働基準法を盾に取るなら、休憩だって決められた時間に取る必要がありますが、実際そんなことはない企業・人も多いでしょう。
また一方で、通勤時間や就寝前などに仕事のことでハッとすることがあってメモすることもあると思いますが、それを労働した時間だと主張して時間外労働の申請をする人もいないでしょう。

本質


やはり重要なのは本質です。
なんだかんだいって20分前に出勤して朝礼をするというのにはなかなか賛同できませんよね。

ではもしこれが、「終業時刻後に10分間の終礼をし、明日の予定を確認します。」と言われたらどうか。
それでも反発する人はいるでしょうが、人数で考えると若干減るのではないでしょうか。
ポイントは3つ。
 ・目的の明示:予定を確認し、始業時刻にすぐに業務にとりかかるのが目的
 ・実施タイミング:多くの人(特にIT業界とか)は朝より夜派
 ・実施時間:朝礼で20分は長いですよね
3つ目はおまけみたいなものですが、1つ目が見えてくると20分でも妥当だと感じる場合もあるかもしれません。
このあたりをちゃんと汲み取ることができれば、もめることも少ないのではないかという気もします。

つまり、コミュニケーション。
相手の気持ちを聞き、考え、必要に応じてしっかり説明することが、コミュニケーションです。
講師が正しいような気がしてきましたね。

蛇足の補足


ここまでだと講師が正しいようにしか見えませんね。
もちろんこれは、全てが社員である場合です。

派遣の場合は、契約を盾に取ってもめることもあるでしょう。
少なくとも、会社の規則や方針等を十分に理解することは難しいでしょうし、そう簡単に応じてくれることはないでしょう。
また、請負の場合はそもそも朝礼に参加してもらうということができません。

ただどちらにしても、プロジェクト全体が同じ意思を持ち、情報共有をしながら同じ方向に向かっていくのが好ましく、それは発注者側も受注者側も同じことがいえるので、コンプライアンス違反のない範囲で、でもお互いに理解をしてもらいながら、活動を同じくしていけるのが良いのでしょうね。


 

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この記事の執筆者

やすふみ

マネジメント的なことをやってます。
元金融系システムエンジニア。
プロセス改善に興味があり、PMBOKやITILなどはわりと好き。
「何を使うか」ではなく「どう使うか」という視点で、企業とITを近付けていきたい。
デザインは不得手。

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